メッセージ
令和6年度 第1学期 始業式 訓話 「心がけてほしい5つお願い」
おはようございます。校長の野田耕市郎といいます。
漢字をよく間違われるので詳しく言いますと、野原の野。田んぼの田。耕は耕運機の耕。耕すという字です。
市は市場の市。郎は昔から男の子に使われる太郎とか次郎とかの郎で「おおざとつくり」の郎です。
続けると「野原を田んぼに耕して、そこで採れたお米なんかを市場に持って行く男」と
覚えてもらうと間違わないかな、と思います。
実は、板野高校は私の初任の学校であり、大好きな学校です。
28年前、初任3年目の冬に、もう一年残してほしいと当時の校長先生にお願いに行ったことが
昨日のように思い出されます。
もしかすると皆さんのお父さんやお母さんの中に私を知っている人がいるかも知れません。
さて、年度当初の挨拶ということで、みなさんに心がけてほしい5つのお願いがあります。
覚えやすいように頭文字を「かきくけこ」に合わせてきたので日々の生活の中で是非意識して生活してください。
「か」は、考えること。
勉強もそうですが、考えることは非常に大事なことです。
夕方のTV番組で「突破ファイル」という番組の中で、
窮地に追い込まれた主人公が自分自身に「考えろ、考えろ、考えろ」と言い聞かせるシーンがよく出てきます。
苦しいときこそ考える。これをしていいのかを考えてから動く。
効率よく物事を行うためにどうすればいいかを考える。全て大事なことです。
「き」は、気をつけること。気を配ること。
気をつけるは、交通事故に遭わないよう、事故や犯罪に巻き込まれないよう気をつけるです。
気を配るは、周りに元気のない人はいないか。困っている人はいないか。いるならどう声をかけるか。
思いやりを持って行動してくださいということです。
「く」は、くさらないこと。
人生うまくいかないことはあります。失敗もあります。
そこでくさっていては誰も見向きもしてくれません。
「笑う門には福きたる」という言葉がいうように気分を換え、ポジティブに考え、前向きに次の行動をしましょう。
「け」は、健康であること。健康的で元気な挨拶をすること。
先ほども挨拶をしましたが、これは皆さん全員がすることに意義があります。
お越しになったお客さんに、すれ違う生徒全員が挨拶をすれば、驚くでしょうし、面白いと思いませんか。
こうなれば、学校自体が変わります。
「こ」は、コンプライアンス。
法令を守るという意味ですが、校則などのきまりやルール・マナーを守ろうということです。
時間を守ること・約束を守ることや人を傷つけないことも広い意味でコンプライアンスかもしれません。
この「かきくけこ」は、社会に出ても使えるので心のどこかに留め置いててください。
残された高校生活。夢ややりたいことを「志」というなら、その「志」を掲げ、
「誠実・努力・前進」の校訓のもと、「誠実」に取り組み、「努力」を続け、
コツコツと「前進」していってください。
そうやって歩んでいる皆さんを先生方は応援してくれます。頑張っていきましょう。