令和7年度 第1学期始業式式辞 「夢なき者に成功なし」
2025年4月8日 12時04分 おはようございます。令和7年度が始まりましたね。
私は昨年度、こういった席で、みなさんに学校は「自分を成長させる場所」だと知ってほしくて
いろいろな話をしてきたつもりです。
コミュニケーション不足と言われるゆえまずはしっかりとあいさつすること。
全員が挨拶できれば学校は変わると言うこと。
授業には知らないことがちりばめているからしっかりと学び、吸収してほしいこと。
校則や決まりを守ることは板高生全体のイメージを良くすることに繋がる。
だからこそみんなで守っていこうということ。
部活動や探究活動・ボランティア活動に一生懸命取り組むことは自分の武器になるということ。
文化部、運動部、ボランティア活動などで頑張っている人がいること、などです。
みなさんは高校生活をマンネリ化したつまらないものにするのではなく、
「地域のため、板野高校のため、誰かのために何が出来るか」を考え、
行動に移せる人になってください。
ところで皆さんは吉田松陰という人物を知っていますか?
名前は聞いたことがあるけれど詳しくは知らないと言う人が多いのではないでしょうか。
彼は幕末の長州、今の山口県に生まれ、9歳で天才と言われるほど学問に精通し、
松下村塾の塾長となってからは、塾生に教えを説き、
後に内閣総理大臣となる伊藤博文や山縣有朋を育てた人物です。
この吉田松陰の代表する名言に
「夢なき者に理想なし 理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし 実行なき者に成功なし
故に、夢なき者に成功なし。」という言葉があります。
松陰は、夢を持ち、それに向かって努力することの大切さを説き、
夢や志を持つことが成功への第一歩であると言っているのです。
令和7年度が始まった今だからこそ、何か目標を持ち、
そこに向かって具体的に行動に移していく事を考えましょう。
例えば、就職するために自分のことを分析し、
どのような仕事が向いているかを考え、インターンシップなどを通して、
仕事内容を詳しく知る。どのようなスキルが必要かがわかれば、
そのことについて勉強すればいいのです。
国公立大学に行きたいのならば、本番の共通テストでの目標点を掲げる。
そこに到達するために校外模試900点満点で、まず400点を目指す。
クリアできれば450点、500点としていくのです。
また、共通テストを受けずとも国公立大学の合格を勝ち取る方法もあります。
高校でボランティア活動や探究活動で頑張ってきたこと・学んできたことを
総合型選抜入試の面接やプレゼンテーションなどを通して
自分の良さや能力をアピールすることで合格を勝ち取る方法です。
皆さんは探究活動で板野町魅力発見プロジェクトに取り組んできました。
また、お接待や通学路清掃などのボランティア活動を通して地元を盛り上げようと頑張っています。
そのことを評価してもらうのです。
高校生が地方創生に向けて取り組んでいるという実行力を国公立大学合格への糸口にするのです。
吉田松陰が言う「夢なき者に成功なし」。
成功するために「夢を」「志を」描いて行動をする1年にしましょう。