令和6年度末 終業式 式辞「徳島ICT活用モデルについて」
2025年4月7日 12時40分 先日、嬉しいニュースが飛び込んできました。
徳島県内の全ての学校においてDX(デジタルトランスフォーメーション)による学びでICTを日常的・効果的に活用・推進できているか、
生徒の主体的な学びとしてICT機器を文具の端末として如何に活用しているか、について
「徳島ICT活用モデル」評価が策定され、下からS<A<M<Rで評価した結果、
本校がR評価をいただいたのです。
このことについては、昨年度から板野町魅力発見プロジェクトに取り組んでいますが、
今年は1年生を「道班」「川班」「寺班」「山班」に分け、
スマホやタブレットを使ってリール動画を作成し、板野町をアピールしようと取り組んだことが、
ICT機器を文具として活用し、地域の魅力や課題等を多角的に捉え、
地域貢献を意識した学びが見られたとして最も評価が上のR評価になったようです。
職員室前の掲示板に貼っているのでまた見てみてください。
以前にも言いましたが、大学は皆さんが高校でどのようなことを学んだかに興味を持っています。
国公立大学もまた然りで部活動で好成績を残したり、
探究活動やボランティア活動で頑張ってきたりしたことが評価されています。
そういった意味で今回、探究活動の取組がR評価してもらえたことは本校の取組が益々注目される内容となるのでないかと考えています。
後は、皆さんや来年度以降入学してくる1年生が更に磨きをかけてくれることと
ボランティア活動を通して地域の方と協働していく機会が増えることに期待しています。
テーマは「地方創生は高校生から」です。
地方創生とは、東京や大阪などの都会に人口や政治、経済が集中していることに
歯止めをかけることを目的とした政策のことで、地域の持続可能な発展を目指し、
地域内の人々がその土地で安心して暮らし、
働くことができる社会をつくりあげることを意味しています。
それを高校生が先頭を切ってやってやろうという取組を探究活動を使って行っているのです。
皆さんがしようとしていることは大人ではできない凄いことなんです。
凄い可能性を持っていることをしようとしていることを知っていてください。
このことに関連して、2月9日にグランヴィリオホテルで探究活動等の取組について県内19校の発表が行われました。
原稿を見ずに堂々と発表した11HRの浅野くん、瀧口さんのおかげもあって
素晴らしい発表となりました。
贔屓目もあるかもしれませんが、板野高校の発表が一番良かったと思っています。
さて、皆さんは、4月から3年・2年に進級することと思います。
「志」をしっかり掲げ、自分たちの可能性を信じてブレずに突き進んでください。
少し高いところに目標を立て、達成できれば、また少し高いところの目標を目指す。
日々学んだことを血として肉として成長してくれることを願って式辞といたします。