今年もあと10日足らずで終わろうとしています。みなさんどのような一年でしたか?
テレビでは大谷、ドジャース、大谷と連日のように大谷選手がニュースを賑わしていましたね。
そんな大谷選手が高校生の16歳の時にドラフトで8球団から1位指名されるために作った
目標達成シート(通称:曼荼羅チャート)を知っていますか。
「ドラフトで8球団から1位指名」されるという大きな目標を達成するために必要な8つの柱を考え、
その8つの柱それぞれを実現するためにしなくてはいけないこと、した方が良いと思われることを
それぞれに8つ書き出し、実行していくというものです。
8つの柱は「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード時速160km」「変化球」
「メンタル」「人間性」「運」と書かれていました。
その中の「人間性」のところで8つのしなくてはいけないこと、したほうが良いと思われることとして
「感性」「愛される人間」「計画性」「思いやり」「感謝」「礼儀」「信頼される人間」「継続力」を挙げていました。
また「運」のところでは「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋掃除」「道具を大切に」「審判さんへの態度」「プラス思考」
「応援される人間になる」「本を読む」を挙げていました。
大谷選手を見ていて頷ける行動があると思いませんか。
「挨拶」「礼儀」では、一打席目は必ず相手のベンチに一礼をしたり、
毎回バッターボックスに入る時には審判に挨拶をしたりしていました。
また「道具を大切に」では、フォアボールのときバットをそっと地面に置いている光景。
また、ホームランを浴びせた相手投手やホームラン数を競っている相手選手をけなしたり、挑発したりせず、
相手を気遣った「思いやり」を持った発言をしていました。
「プラス思考」では地区優勝シリーズでパドレスにもう1敗もできない状況に追い込まれた時に発した
「シンプルに2連勝すればいいゲーム」と言ってのけるあたりは、メンタルの強さというか、
プラス思考を感じる発言だったと思います。
そして、「ゴミ拾い」は、グラウンドに落ちているゴミを拾って後ろのポケットに入れる姿が
何度も善行として報道されていました。
そういった所作が切り取られ「大谷は素晴らしい」「地球に優しい男」などと褒め称えられ、
「人間性」が認められ、「愛される人間」「応援される人間」となっていったように思います。
16歳で立てた目標である「ドラフトで8球団から1位指名」は叶いませんでしたが、
目標を達成するために立てた決め事を今でも続けているところが「継続力」なんだと気づかされました。
そして優勝した時、MVPになった時にはチームメイトやファンへ「感謝」の言葉を添えていたあたりは、
16歳の時に作った目標達成シートに繋がるんだと感じさせられました。
10日もしないうちに新年を迎えます。新年を迎えた時に是非2025年の抱負を考えてみてください。
そしてそれを達成するために何をすべきかを考え実行する1年にしてもらいたいとお願いして
二学期終業式の訓話といたします。
1. 第二学期終業式 訓話 「新年の抱負を掲げましょう」
投稿日時: 2024/12/24
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