メッセージ

主体性・自主性を磨く高校生活に

2025年12月4日 09時00分

 第二学期の始業式に3つの幸せの内「してあげる幸せ」が大事だという話をしましたが、
そのあと、次のような素敵な出来事がありました。
9月12日16時頃、学校前のバス停でうずくまっていたおばあさんを見かけた
12HRのYさんが声をかけたそうです。
Yさんは気にかけながらもおばあさんの「いけるよ」の言葉にその場をあとにしたようです。
ただ、通りすがりの方がその光景を見て感動し、
「具合の悪いお年寄りに声をかけていた男子高校生がいて感動した」とお褒めの電話をかけてきてくれ、
このような善行があったことがわかったわけです。いい話はまだ続きます。
Yさんが去った後、23HRのIさんがお父さんの迎えの車で帰っている途中、
バス停で倒れているおばあさんを見つけ、わざわざ引き返し、
声をかけ、お茶を買ってあげ介抱したそうです。
また、お父さんは警察に電話連絡をしてくれたそうです。
間もなく、おばあさんを探していた娘さんらしき人が現れ、
引き渡すことができ、事なきを得たと聞いています。
2人とも素晴らしいですね。

 また、9月28日の朝刊には、御朱印スタンプが好評で2か月足らずで千枚がなくなったことから
作成した21HRのKさん、Οさんについて徳島新聞が大きく取り上げてくれました。
この記事の反響は大きく、あちこちに行く度に「新聞見たよ」
「住職が喜んでたよ」「おもしろいこと(取組)をしてるんやね」
「あの記事を見て、私もスタンプを押しに行こうと思ったんよ」などです。
手間なことなどしたくないという人がいますが、
この2人がスタンプを彫ったことで喜んでくれる人がいる。
板野高校が取材を受け、板野町が注目される。これもまた、素晴らしいことですよね。

 10月9日の昼から音楽学会の研究協議会が本校であり、他校の先生方が20人程度来校されました。
私もその会に出席したのですが指導・助言される先生方を校長室から音楽室まで案内する途中、
30人以上の生徒から「こんにちは」と元気な声で挨拶がありました。
たぶんそれ以外の参加者の方々にもしっかりと挨拶をしてくれたのでしょう。
多くの出席者の方から板野高校の挨拶が素晴らしいと褒められました。
その人たちの記憶に元気に挨拶をしてくれる板野高校が刻まれたことは実に喜ばしいことです。

 台風の影響が心配された10月11日には毎年恒例の金泉寺でのお接待を行いました。
朝夕涼しくなった頃でしたので多くのお遍路さんがいらっしゃっていました。
JRC部、茶道部、生徒会、クリエイティブ部、有志の参加もあって最高のおもてなしができと思います。

 また、同じ10月11日にFMトクシマで御朱印スタンプを作成したKさんがラジオ出演をしました。
緊張しながら30分間パーソナリティの質問に受け答えするのは大変だったと思いました。

 ポートフォリオに自分が参加したボランティアや課外活動など記録してください。
積み重ねていってください。「するか」「しないか」は自分の判断です。
主体性・自主性を磨く高校生活にしてください。