メッセージ

令和7年度末 終業式 式辞 「鶏口となるも牛後となるなかれ」

2026年3月24日 10時46分

 今日は国公立大学の話をします。
国公立大学は、全国に200校足らずしかなく、日本の大学の1/4ほどしかありません。
それ以外はほぼ私立大学です。
国公立大学の良いところは国や地方自治体から研究費が出され環境が充実していること
や学費が安いことが挙げられます。
例えば、私立大学の学費が年間80万円から150万円しますが、
国公立大学は54万円くらいです。
4年間に換算すると数百万円の違いが出てきます。
ただその分、共通テストを受験するために多くの科目を勉強しておかなければならないという点が
やっかいかも知れません。

 しかし、本年度、共通テストを受ける生徒が増えました。
これは最後まで頑張るという意思表示でもあります。
受験生は1月に共通テストを受け、
そこで取った点数をもって行きたい大学に二次試験を受けに行くのです。
チャンスは3回あります。2月下旬の前期試験、3月初旬の中期試験、3月中旬の後期試験を
行きたい大学に受験に行き、試験を受け合否を待ちます。
行きたい大学に受かれば入学金を収めるのです。
先日、2名の生徒が合格したという知らせがあり、多くの先生方と喜びを分かち合いました。
そのうちの一人は、小論文をこなし面接では高校時代生徒会で頑張ってきたことをアピールし
合格を勝ち取ったと言っていました。
私がいつも言う大学は皆さんが高校時代に何をしてきたかに興味があり、
頑張ってきた人を評価するのです。
だからこそ、ボーッと過ごすのではなく、
部活動やボランティア活動、探究活動、課外活動などで自分磨きをして欲しいと言っているのです。

 「鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ」
ということわざを聞いたことがありますか?
鶏口とは小さい集団の先頭を指し、牛後とは大きな団体の末端を指しており、
「大きな集団の中で後ろについているよりも、小さな集団でも先頭に立つ方が良い」という意味です。
大切なことはどこにいるかではなく、その場所で自分がどのように行動し、
どのように成長するかであると説いています。
たとえ小さな役割であっても、自分から進んで取り組み、
責任を持って行動する人は周りから信頼され、やがて大きく成長していきます。
逆にどんなに大きな組織の中にいても、自分から行動しなければ力を発揮することはできません。

 皆さんはぜひ自分の可能性を信じ、周りに流されることなく、
自分の考えをもって行動できる人になって欲しいと思います。
来る令和8年度のみなさんの活躍を期待して式辞といたします。