徳島県立板野高等学校
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2017/08/16

1学期終業式

| by:校長
 今日は皆さんに2つお話をします。
 1つめはいつも言っている「挨拶」についてです。
 昨年度の終業式では、長野県では、昭和42年に深志高校の登山パーティーが登山中、雷に打たれ11人の生徒が死亡するという大惨事が発生しながらも、それを教訓に体験学習の一環として集団登山をしているという話をしました。長野県の中学生達は、集団登山を通じて自然への接し方と同時に、人とすれ違うたびに「こんにちわ」と言いながら「挨拶」を学んでいる。という話でした。
 板野中学校では、挨拶を大切にしようと指導してきたと聞きました。北島中学校へ行ってきましたが、中学生の皆さんは良く挨拶をしてくれました。板野高校生は、4月、5月に比べ挨拶が減ってきたように思います。板野中学校や北島中学校からも多くの生徒が本校に入学していることを考えると、挨拶ができないはずがない。
  また、今年、進路課の先生と一緒にいくつかの企業に求人のお願いに行きました。やはり「挨拶のできる人を送って下さい」と言われた企業がいくつもありました。当然ですね。
 しつこく言います。朝はおはようございます。帰りはさようなら、もしくは失礼します。それ以外は、同じ人に何度会おうとも「こんにちわ」。しっかりやりなさい。

 次にコミュニケーション力についてお話をします。
 実は、日本人はあいさつも含めて、自分の思っていることを相手に伝えることが苦手な国民です。それは、日本という国が歴史的に、よく似た文化を持った民族で構成され、ヨーロッパのように大量に異民族が流入することがほとんどなかったことや、長い間、封建制度に支配されてきたということもあり、国民同士がよく話し合い、お互いを理解し合うということが少なかったためと言われています。だから、言うのがめんどくさいとか、言わなくても分かるだろということになるのですね。しかし、これからの日本は超グローバル社会。外国との上手な付き合いなくして日本の国は成り立たないし、今の日本に住んでいる異文化の元で育ってきた多くの外国籍の人ともうまくコミュニケーションをとらなければいけません。だから、皆さんにはもっと外国にも目を向けて、広く国際社会のことを知ってもらいたいと思います。
 超グローバルな社会(超国際社会)に暮らすこれからの皆さんに求められるのは、同じ文化の元で育ってきた人とはもちろん、違う文化の元で育ってきた人とも、お互いを十分理解しあえるようなコミュニケーションの力をつけるということです。

  最近、皆さんの一部の人に、人が嫌がる言葉を直接、あるいはSNSの世界で使っているという話を耳にします。世界に目を向けるどころか、自分たちのちっさな世界にだけ目が向いて、周りのことが見えていない。これでは人と十分コミュニケーションがとれることにはなりません。

 私が尊敬するテレビキャスターの草野仁さんは「自分の思っていることを相手にしっかり伝えるために、少し注意深く、少し愛情を持って、少し大切に言葉を使っていけば、誰でも説得力のある話し方に変わっていきます。どうか人とうまくコミュニケーションをとるために、ひとつひとつの言葉を大切にしてください。」と仰っています。
 学校にいる間は、携帯電話はきちんと学校に預けて、直接会話を交わし、コミュニケーションの力を養って欲しいと思います。その時心がけるのは「少し注意深く、少し愛情を持って、少し大切に言葉を使う」ということです。

 これから夏休み、「挨拶」と「人とのコミュニケーション」。この2つを是非心がけて過ごして欲しいと思います。

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