徳島県立板野高等学校 
 
 
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2018/01/17

第3学期始業式

| by:校長
 今年は、以前お話しをしたように、板野高校を22年前に卒業した人達の同窓会が80人以上が参加して行われました。私はこの同窓会の幹事をしてくれたかつての教え子に会いに行きました。久しぶりの再会でしたが、お寺の住職をしていました。話をしていると、お寺なので、近所の檀家の人達が大晦日に除夜の鐘を突きにやってくる。最近、その中に、ベトナム人の方が10人ほど混じっているんだそうです。田舎にも、外国人が住み国際社会になっている。ときには、札所を回っている外国人の方がそこのお寺を訪れたり、お子さんの学校にも外国人の子が通っているンだそうです。こんな田舎の徳島でもグローバル化の波が押し寄せている。国を超えてヒト、モノ、金、技術が動くため、自国のことだけ考えていたのでは国が成り立たず、様々な問題に対して地球規模で取り組む時代となっていることを改めて実感しました。このような状況下では、日本の歴史や文化を十分理解したうえで、外国の文化も理解し、スムーズにコミュニケーションを取る能力や意欲が求められます。

 今までの日本は、ほぼ単一民族で、周りの人はほぼ同じような文化の基で生活してきた人の集団なので、相手が何を言っているか、何を考えているか言わなくてもだいたい分かる。また、日本で長く続いてきた封建社会では、上に言われたことに対し議論を挟む余地はありませんでした。このようなことから、あまり議論もせず、自分の考えは言わなくてもわかってほしいとするような文化が育っている。だから「不言実行」や「空気を読む」、「男は黙ってサッポロビール(かなり昔のCM)」等の言葉があり、言わなくても分かるだろう」という文化が育ってきました。
 逆に、アメリカ合衆国は移民の国。従って、隣人は宗教も文化も違う異民族ということはよくある話。だから、思っていることは「言わなくても分かるだろう」は通用しない。「言わないと分からないだろう」となる。
 今後ますます国際化が進む、今後の日本人に特に必要なのは、コミュニケーションの力です。

 生徒の皆さんには、これからの時代を逞しく生きるために、豊富な知識を持ち、積極的に人と前向きな議論をして、自分の考えをわかりやすく人に説明する能力(すなわち表現力)を身につけてもらいたい。

 さて、今年は戌年。戌の字が、草木が枯れて休眠することを意味しており、季節でいうと秋が深まるころで、花が終わりその身は枯れ、表面上はうなだれていても内面の新しい命は守られ、力を蓄え続けている。そんなイメージの年です。季節の変化を受け入れ休眠し、次に命の種と力を委ねることから、新しい命を育む縁起の良い年ということになる。だから、赤ちゃんを宿し時期がくると、縁起のいい戌の日に腹帯を巻き、「赤ちゃんを守ってもらう」という風習があります。
 命を大切に、落ち着いた年になることを願っています。

 そして、一年の計は元旦にあり。と言います。どんな一年にしたいか考えましたか?今年の目標がまだ定まっていない人、早急に目標とともに計画を立てましょう。

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