徳島県立板野高等学校 
 
 
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2017/09/07

第2学期始業式

| by:校長

 夏休みは充実した時間が過ごせましたか?
 本格的な夏の到来と共に、蝉が鳴き始め、蝉の声が聞こえなくなっていくと夏が終わりを告げる。7月に入ってしばらくすると、アブラゼミ、少し遅れてクマゼミ。お盆を過ぎて夏の甲子園大会が終わる頃、ツクツクボウシが鳴き始め、セミのなきがらと共に夏が終わりを告げる。日本には四季があって、自然の変化と共に四季の移ろいを感じることができる。これからはコオロギの鳴く声が一段と大きくなってくる季節となります。

 さて、1学期終業式では、「あいさつについて」と「人とのコミュニケーションについて」の2つお話をしました。時間的に余裕のある夏休みは家族とコミュニケーションをとる絶好の機会でした。昔は、子どもも家で何らかの役割を持っており、家族で会話をしながら家族の一員として働く機会がありました。皆さんもいつ社会に出て働いても良い年齢です。夏休みに家族と十分コミュニケーションがとれていない人は、2学期に入って是非、家で何かの役割を果たしながら、家族と学校生活について、将来の夢:進路についてなど話をしてみてください。
 
 今日は「いい顔してる」についてお話をしましょう。
 NPO法人「日本を美しくする会」相談役であり、自動車用品会社「イエローハット」の前身である「ローヤル」を創業された鍵山秀三郎さんのお話しを紹介します。

 「バスや電車に乗っていて思うのは、乗客の皆さんには、険のある顔をしている人が多いということです。みな自分のことしか考えていない。そうすると人のことを責めるようになり、顔つきにとげとげしさが現れてくるのです。人相はその人の心の持ち方で変わります。今から55年前、勤めていた会社を辞めて、独立しました。でも、小さな零細企業に来てくれるのは、転職を繰り返し、心が傷つき、険しい顔になった人がほとんどでした。そんな会社で私にできたのは、ひたすら掃除をして、社員が働く環境をきれいにすることだけでした。来る日も来る日も、会社の車を洗い続けました。冬の朝はかけた水が、流れるはしから凍っていくこともありました。それでも、休まず、洗い続けたのです。はじめは誰もが私を無視して、黙って通り過ぎていましたが、営業先で『お宅の車はいつもきれいだね。』と褒められるようになると、社員の意識も変わり始め、10年くらい経って社員がすすんで私の掃除を手伝うようになりました。すると、社員達の人相が変わってきたのです。すさんでトゲトゲしかった顔が、穏やかないい顔つきに変わってきました。掃除は心のすさみをとってくれると心から思いました。
 荒れた学校に行くと決まってトイレが汚い。ところが生徒と一緒になって掃除をすると学校が落ち着いてくる。自ら掃除をすることで清掃の大変さや掃除をしてくれている人への感謝の気持ちが生まれるからです。つまり、他人に対して思いを馳せられるようになる。それこそが、人ととして成長した証です。」

  どうでしょうみなさん。皆さんの周りはきれいでしょうか?時々、廊下に落ちているゴミをさりげなく拾っていく人がいます。自分が捨てたわけでもないのに、さっと拾っていく人、すばらしいと思います。

  本校の今年の教育目標はあいさつ、清掃、時間厳守。
 あいさつは、この夏登校していた生徒の皆さんは良くできていました。たぶん就職希望の3年生と部活動の生徒が引っ張ってくれたんだと思います。他の皆さんも2学期も頑張って欲しいと思います。

 清掃は、毎月、清掃の日を設け、各HRの清掃チェックも行って注意喚起している。あとは、皆さんの気持ちの中に、周りの人への感謝の気持ちを込めてきちんと清掃を行うことで、人間的に成長して欲しい。すると、板高の生徒が穏やかないい顔になる。
 では、2学期はとりあえず学校祭から始まります。しっかり協力して成功させてください。そして、「あいさつ、清掃、時間厳守」を頭に置いて過ごして欲しいと思います。

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